椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)の見分け方
寒空の下、我が家の庭にひときわ鮮やかに咲いている花があります。11月の上旬あたりからつぼみがつき始め、11月下旬になって開花し始めました。この花は椿(ツバキ)だと思っていたのですが、椿(ツバキ)ではなく山茶花(サザンカ)だそうです。
私にはその違いや見分け方がわからなかったので聞いてみることにしました。すると下に落ちている花を指さして「花びらが一枚一枚散って落ちているので、この花は山茶花(サザンカ)だよ」と花の妖精が教えてくれました。
花びらが一枚一枚散って落ちています。
椿と山茶花の散り方の違い
椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)を見分けるのは庭師でも難しいと聞きました。素人の私では尚更ですね。その大きな違いは花の散り方にあるそうです。椿(ツバキ)の場合は首から落ちて花ごと散るのに対し、山茶花(サザンカ)は、花びらが一枚一枚散って落ちていくそうです。椿(ツバキ)を贈る際は注意が必要というのは有名な話で、特に入院している方やお年を召された方には贈り物としては避けたほうがよさそうですね椿(ツバキ)は花ごと散って落ちるので、あまりいいイメージがないからだそうです。
椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)の花言葉
椿(ツバキ)の全般的な花言葉は「控えめな素晴らしさ」「謙虚な美徳」。そういえば『椿姫』という有名なオペラがありましたね。高級娼婦と青年貴族が恋に落ちるものの最後は娼婦が青年を裏切り悲しい別れが待っているというお話です。娼婦の裏切りは青年を愛すが故の行動だったので「美徳」そのものだったのではないでしょうか。
- 赤い椿は「控えめな素晴らしさ」「謙虚な美徳」
- 白い椿は「完璧な美しさ」「申し分のない魅力」「至上の愛らしさ」
- ピンクの椿は「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」
山茶花(サザンカ)の全般的な花言葉は「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」。山に生えていえるお茶の花、その名の通り香りが良くお茶のようにして飲まれていることからサザンカと言われているようです。中国名「山茶花(サンサカ)」が誤記により「茶山花(ササンカ)」になり、それが訛って『サザンカ』になったとも言われています。
- 赤いサザンカは「謙譲」「あなたがもっとも美しい」
- 白いサザンカは「愛嬌」「あなたは私の愛を退ける」
- ピンクのサザンカは「永遠の愛」
椿(ツバキ) 山茶花(サザンカ) 山茶花(サザンカ)
我が家の庭に咲いているのはピンク色の山茶花(サザンカ)です。その意味が分かり目頭が熱くなりました。願わくば一年中咲いてて欲しいな。